全8回

アジアのデジタルマーケティング3

アジア進出支援事業を手掛ける著者が、インドネシア、インド、タイなど各国独自のデジタルマーケティング事情を解説する。

目次

  • 2017.12.10
  • 第1回
シネマグラフと認証ショットに見る韓国モバイル世代のデジタル心理
世界でもトップクラスのIT大国である韓国。韓国の生活者に対するデジタルメディアの浸透度は世界でも随一だ。米調査メディア「eMarketer」によると、韓国の成人が1日にデジタルメディアに費やす時間は、2016年にテレビの視聴時間を越えた、としている。年々生活者のテレビ離れが進むのと対照的に、デジタルメディア消費は伸びるばかりだ。
  • 2017.12.10
  • 第2回
インドネシアの生活動線に、新たなマーケティング機会(上)
インドネシアは広告メディアとしては依然テレビが主流であり、2017年のデジタルメディアへの投資は17.1%と、東南アジア主要6カ国と香港・台湾の平均44.4%から大きく水を開けられている。2020年に至っても、インドネシアのデジタル広告の割合は21.5%と、域内で最も低い水準と予測されている(データ出所:IAB Singapore、eMarketer)。しかしよく観察してみると、インドネシアでは、生活動線の中で効果的にデジタルを活用したマーケティングのユニークな事例がいくつかある。今回はそうした事例を紹介したい。
  • 2017.12.10
  • 第3回
インドネシアの生活動線に、新たなマーケティング機会(下)
インドネシアでも、タクシー広告やバス広告は存在する。UbiklanとKartaは、デジタルプラットフォームを活用して、機動的にプロモーションを実施できること、そして露出状況をトラッキングできることが売りとなっている。クラウドソーシング型のビジネスモデルであるため、コスト効率に優れる点もアピールし、広告主の裾野を広げようとしている。メディアとなるドライバーにとっては、通勤や通学、移動時間を利用して小遣い稼ぎができる。Kartaのライダーに対する売り文句は「Kartaでガソリン代を稼げる」である。
  • 2017.12.10
  • 第4回
取材する前に読者が特集記事を予約購入、台湾メディアが挑む新たな課金モデル
掲載予定記事を購入予約し、掲載時に支払って読むという仕組みだ。自社の記者や契約ライターは、まず「このようなコンテンツの特集記事を書きたい」という提案を、読者に対して行う。読者が「お金を払ってでも読みたい」となれば、記者は独自取材や調査を開始し、原稿執筆にとりかかる。
  • 2017.12.10
  • 第5回
シンガポール発の最新保険ビジネス、オンラインで巧みにニーズを醸成(上)
シンガポーリアンがオンラインでサーチし購入するさまざまなものの中で、保険はサーチ&バイの対象としては極めて存在感が薄い。ここに、成長機会の大きさを見出した企業がある。2014年に設立された、インシュアランスマーケットである。
  • 2017.12.10
  • 第6回
シンガポール発の最新保険ビジネス、オンラインで巧みにニーズを醸成(下)
デジタル世代とは言っても、若いシンガポーリアンはえてして親と一緒に住む傾向にあり、保険をかけるべき対象物を所有していないことも多い。従って、インシュアランスマーケットのターゲット顧客は、若いとは言っても25~30歳、つまり自身で所有物にお金を使い、そして保険が必要なものを所有し始めた世代を起点にしている。
  • 2017.12.10
  • 第7回
インドではチャットボットがUIの主流に?(上)
チャットボットを導入して目覚ましい成果を挙げているのが、HDFC銀行である。同行は2016年12月にチャットボットを開発するインドのスタートアップとして注目を集めるNiki.aiと提携し、Facebookメッセンジャー上のチャットボット「OnChat」を導入した。ユーザーはOnChatとメッセンジャー上でチャットすることにより、ポストペイド携帯電話料金や各種公共料金の支払い、プリペイド携帯電話の料金リチャージ、タクシー予約やバス予約、映画や各種イベントのチケット購入などができる。同行の口座を持っていなくても、ワンタイム登録でOnChatのサービスが利用可能だ。
  • 2017.12.10
  • 第8回
インドではチャットボットがUIの主流に?(下)
ixibabaとは、ixigoとbaba(インドをはじめとする南アジア地域で、物知りの年配の男性に対する尊敬の意を表す呼称)を組み合わせた名前。ixibabaのアバターは、いかにもサイババ風の風貌に、メガネをかけた少しギークな印象を醸し出している。面白おかしく書かれたプロフィールによると、ixibabaはヒマラヤ山脈にいる「旅行の師」であり、「退屈しのぎに長けた人(the breaker of boredom)」などとある。

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