←第2回 データの特徴を知り、重要企業を抽出する

企業内には様々な部局にデータが蓄積されており、オープンデータなど外部に活用できるデータも増えている。第3回は設定したセグメントに基づいたデータ加工が有効かどうかを検定から見いだす。

分析のサンプルデータ
分析に使うサンプルデータ:上場企業3030社の有価証券報告書から生成した各社の簡易的な決算書データ(2010年~2012年の3期分で変則でない有価証券報告書を公開している9090件)。本データを加工して最終結果を得られるが、記事の末尾に本文内で使ったデータを掲載した。/データ出典:「EDINET」(データ

 マーケティング戦略を策定するにあたっての最も有名なフレームワークとして、Segmentation(区分)、Targeting(標的)、Positioning(市場での位置付け)からなる「STP」が挙げられる。顧客を様々な軸でセグメント化したターゲット顧客を決定するプロセスは、マーケティング戦略が有効に機能するかどうかを決定づける最も重要な要素の1つであり、マーケターの腕が試される。

 顧客企業をセグメント化するには、企業の規模・業種・所在地などが分割軸として想定できる。このとき、セグメント別の企業群に特徴差が出るように軸を設計できれば、STPを策定するメリットを享受できる可能性が高い。

セグメント化の軸と分類の定義